天守閣概要: 当初の天守閣は天和8年(1622)に建てられ、5層5階(当時は4層5階)地下1階、入母屋、本瓦葺、層塔型と呼ばれる形式でした。層塔型天守閣は、同じ形状の平面が積み重なった構成だった事から、機能的だった半面、極めて単調になってしまう為、福山城では唐破風や千鳥破風、高欄など意匠的な要素を数多く施しています。福山城天守閣は層塔型天守閣の典型として極めて貴重だった事から昭和6年(1931)に国宝に指定されましたが昭和20年(1945)、太平洋戦争の戦禍により焼失してしまいました。現在の建物は昭和41年(1966)に鉄筋コンクリート造により復興したもので、福山市の象徴となっています。
|
|